シアター・ブティック > The Bouquet(ザ・ブーケ)
しぼりの技術は京都、名古屋(有松)などに今でも伝えられていますが、後継者難が顕著で、文化や伝統技術が次の世代に継承されずに途絶えてしまうことも危惧されています。後継者を育てるための政策的な支援制度も望まれますが、こうして番組をご覧になった皆さんがしぼりのゆかたを着ていただくことでも、日本の伝統文化を支えることになるかもしれませんね。
夏の風物詩「ゆかた」シアター・ブティック第4回、和のライフスタイル・サロン「ザ・ブーケ」にて、しぼりのゆかたについて葉月笙子先生にお話を伺いました。スカパー!ch.262では7月25日から放映開始です。
平安時代の湯帷子(ゆかたびら)と呼ばれる麻の衣が、ゆかたの原型といわれています。
昔のお風呂は、今のように湯を張って入るという風呂ではなく、蒸し風呂のような形式が普通でした。複数の人と一緒に沐浴するのが一般的であったため、礼儀上、裸を隠す目的と、汗を取る目的で使用されたと考えられています。
当時はまだ一般庶民が利用できる機会はなく、高僧などの高貴な人達に利用されていました。
一般の庶民が利用するようになったのは江戸時代以降と言われています。なかなか手に入らない麻の代わりに木綿が使われるようになってから庶民にも手の届くものとなり、庶民の愛好する衣類の一つとなりました。
古来の日本では、布はたいへん貴重なもので、とても大事にされていました。切れ端を集めて衣装に仕立て上げたものは「端縫(はぬ)い衣装」と呼ばれ、日本の衣類の歴史を物語る伝統的な文化として秋田をはじめとする日本の各地に端緒を見ることができます。
しぼりとは布の一部を縫ったり糸で括るなどして模様をつける手法で、巻き上げ絞り、三浦絞り、鹿の子絞りなど、たくさんの手法が伝えられています。地方によっても伝統の手法に違いが見られます。
しぼりのゆかたは、伸縮性が高いので着やすく、座りジワが目立たないなどのメリットが多くあります。また、風通しが良く涼しいのも特長です。
しぼりのきめ細かな模様は、ひとつひとつが手作業で作られます。熟練した職人さんになると幼少時代からしぼりの作業を教え込まれていて、指先を見ることなく感覚でつぎつぎとしぼり模様を作っていきます。まさに職人技です。
これらの技術は今では名古屋の有松や京都、北陸などにわずかに残るのみで、後継者難が共通の悩みとなっています。
葉月先生に、ゆかたの着こなしについてお話を伺いました。
干すときはお日様に干して大丈夫。着物は直射日光の下で干すのは厳禁ですが、ゆかたは太陽に干して大丈夫です。干した後は、スプレーのりをぱりっと効かせると、肌にべとつかなくて快適に着ることができます。
番組をご覧の皆さんも、今年の夏はゆかたの着こなしにいつもより少し本格的にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
■葉月笙子先生プロフィール
葉月 笙子(はづき しょうこ)
「きものの輪の会」「きものサロンあづ」主宰。ライフスタイル・サロン「ザ・ブーケ」をはじめ、多くのカルチャースクールにて講師を務めるほか、全国各地での講演などを通し、着る側からのきもの作り、きもの文化等々、様々な提案を行っている。著書に『着物のきもの-女の情を着る』(京都修学社)がある。
取材協力:
株式会社 ザ・ブーケ http://www.the-bouquet.jp/
・アトリエ 〒222-0023
神奈川県横浜市港北区仲手原2-41-45-202
・サロン 〒107-0052
東京都港区赤坂7-5-1-205
きものサロン あづ
http://hazuki-an.jp/
●きもの着付 (赤坂、神楽坂、月謝:8000円より)
●きもの相談・きもの知恵袋
詳細は上記ホームページをご覧ください。
葉月先生の所属するザ・ブーケでは、着こなしに関する講習会なども行っています。お気軽にご相談ください。
シアター・ブティック フリーダイヤル0120-080824 にお電話いただければ、折り返しザ・ブーケよりご連絡いたします。
きもの文化・夏のゆかた
~ザ・ブーケ 葉月笙子先生に聞く~
しぼりの技術は京都、名古屋(有松)などに今でも伝えられていますが、後継者難が顕著で、文化や伝統技術が次の世代に継承されずに途絶えてしまうことも危惧されています。後継者を育てるための政策的な支援制度も望まれますが、こうして番組をご覧になった皆さんがしぼりのゆかたを着ていただくことでも、日本の伝統文化を支えることになるかもしれませんね。
夏の風物詩「ゆかた」シアター・ブティック第4回、和のライフスタイル・サロン「ザ・ブーケ」にて、しぼりのゆかたについて葉月笙子先生にお話を伺いました。スカパー!ch.262では7月25日から放映開始です。
■ゆかたの歴史
平安時代の湯帷子(ゆかたびら)と呼ばれる麻の衣が、ゆかたの原型といわれています。
昔のお風呂は、今のように湯を張って入るという風呂ではなく、蒸し風呂のような形式が普通でした。複数の人と一緒に沐浴するのが一般的であったため、礼儀上、裸を隠す目的と、汗を取る目的で使用されたと考えられています。
当時はまだ一般庶民が利用できる機会はなく、高僧などの高貴な人達に利用されていました。
一般の庶民が利用するようになったのは江戸時代以降と言われています。なかなか手に入らない麻の代わりに木綿が使われるようになってから庶民にも手の届くものとなり、庶民の愛好する衣類の一つとなりました。
古来の日本では、布はたいへん貴重なもので、とても大事にされていました。切れ端を集めて衣装に仕立て上げたものは「端縫(はぬ)い衣装」と呼ばれ、日本の衣類の歴史を物語る伝統的な文化として秋田をはじめとする日本の各地に端緒を見ることができます。
■和の伝統工芸「しぼり」
(名古屋・有松で開催された「絞りまつり」より 映像提供:株式会社ザ・ブーケ)しぼりとは布の一部を縫ったり糸で括るなどして模様をつける手法で、巻き上げ絞り、三浦絞り、鹿の子絞りなど、たくさんの手法が伝えられています。地方によっても伝統の手法に違いが見られます。

しぼりのゆかたは、伸縮性が高いので着やすく、座りジワが目立たないなどのメリットが多くあります。また、風通しが良く涼しいのも特長です。
しぼりのきめ細かな模様は、ひとつひとつが手作業で作られます。熟練した職人さんになると幼少時代からしぼりの作業を教え込まれていて、指先を見ることなく感覚でつぎつぎとしぼり模様を作っていきます。まさに職人技です。

これらの技術は今では名古屋の有松や京都、北陸などにわずかに残るのみで、後継者難が共通の悩みとなっています。
■ゆかたの着こなし
葉月先生に、ゆかたの着こなしについてお話を伺いました。
| ゆかたはきものの入門に最適です。楽に着られることが一番。きちんと着ないといけないとか、そういうプレッシャーをあまり感じずに気楽に浴衣を着こなして欲しいと思います。 |
| ゆかたに合わせる帯は、この写真の博多帯のような薄い生地の帯が最適です。帯の結び方はどんな形でも良く、こうでなければいけない、というのはありません。いろんな結い方をして形を楽しんでください。 |
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| 扇子や携帯電話は、帯の左側に挟むようにしてしまうのがよいでしょう。帯を結ぶときに、下側をきゅっと締めて、上をゆったりするようにすると、物を出し入れしやすくなります。 お財布などの貴重品は、帯に挟むと心配なので、たもとに入れておきましょう。 なお、女性はたもとの裏側から物を出し入れします。袖口から入れしてよいのは男性のみです。間違いやすいので注意しましょう。 |
■ゆかたの洗い方・しまい方
ゆかたを洗うときは、襟のところにしつけをして、型どおりに折りたたんで、ネットに入れます。それを中性洗剤を薄めていれた水で押し洗いするようにします。干すときはお日様に干して大丈夫。着物は直射日光の下で干すのは厳禁ですが、ゆかたは太陽に干して大丈夫です。干した後は、スプレーのりをぱりっと効かせると、肌にべとつかなくて快適に着ることができます。
■ゆかたで散歩
夏は、ホタルを見るイベントが開催されたり、花火を見たり、お祭りに行ったり、かき氷を食べたり etc・・番組をご覧の皆さんも、今年の夏はゆかたの着こなしにいつもより少し本格的にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
■葉月笙子先生プロフィール
葉月 笙子(はづき しょうこ)
「きものの輪の会」「きものサロンあづ」主宰。ライフスタイル・サロン「ザ・ブーケ」をはじめ、多くのカルチャースクールにて講師を務めるほか、全国各地での講演などを通し、着る側からのきもの作り、きもの文化等々、様々な提案を行っている。著書に『着物のきもの-女の情を着る』(京都修学社)がある。
取材協力:
株式会社 ザ・ブーケ http://www.the-bouquet.jp/
・アトリエ 〒222-0023
神奈川県横浜市港北区仲手原2-41-45-202
・サロン 〒107-0052
東京都港区赤坂7-5-1-205
きものサロン あづ
http://hazuki-an.jp/
●きもの着付 (赤坂、神楽坂、月謝:8000円より)
●きもの相談・きもの知恵袋
詳細は上記ホームページをご覧ください。
葉月先生の所属するザ・ブーケでは、着こなしに関する講習会なども行っています。お気軽にご相談ください。
シアター・ブティック フリーダイヤル0120-080824 にお電話いただければ、折り返しザ・ブーケよりご連絡いたします。
取材の様子は、「シアター・ブティック」の番組でご覧いただけます。
放送時間などの詳細情報は、シアター・ブティック番組情報をご覧ください。

爛漫 No.359-BH-111